りしりこんぶ詳細
りしりこんぶの詳細
- 学名:ラミナリア オコテンシス (Laminaria ochotensis オホーツク海の、という意)
- 呼称:まこんぶ・しおこんぶ(利尻、礼文)、だしこんぶ(紋別、網走)
- 分布
- 利尻島・礼文島、稚内地方を主産地として、増毛から宗谷を経てオホーツク海沿岸、知床岬まで
- 生態
- マコンブとよく似た形態的特徴をもっていますが、一般に葉体が小さめで葉幅が狭く、葉の基部が円形ではなく、くさび状に細く強い黒味を帯びた色で質は革質でやや硬い。リシリコンブは甘味と適度な塩味を含み独特の風味を持っています。茎は円柱状で長さ5~9cm、太さ5~10mmあり、上部に幅広く扁平となり、葉の基部に連なる。全縁、長さ1.5~2.5m、時に3mを超え、幅13~20cm、基部は普通は広いくさび状、よく生長するとしばしば円形となり、中帯部は広く、全幅の1/3~1/2あり、縁辺はわずかに波打つように縮みます。
- 製品・用途
- 製品は「りしり長切」、「りしり頭」、「りしり加工用」。
利尻・礼文島産のりしり長切は、清澄で癖のない上品な出汁で高級品として扱われます。特に京都特産の千枚漬け、湯豆腐に用いられます。
また、おぼろ昆布、とろろ昆布、白板昆布、昆布茶、昆布菓子等の加工原料に利用されます。
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